実は筆者のオフィスが最近、大阪駅のすぐ隣にあるグランフロントから、中之島に移転しました。
そこで今回は、大阪の行政、経済の中心エリアでありながら、文化施設も多く、水と緑豊かなエリアの「中之島」をご紹介します。
りんくうタウンからは、JRや南海を利用して、地下鉄を乗り継いでいただくと訪れていただくことができるエリアです。
※中之島・・・堂島川と土佐堀川に挟まれた、東西約3km、面積約50haの細長い中州のエリア
中之島美術館
2022年に開館した新しい美術館で、国内外のアート作品や絵画など様々な芸術に触れることができます。
中之島エリアのだいたい中央にあります。
同美術館は、多彩なコレクションの公開に加え、幅広い分野の企画展覧会の開催もされていますので、チケットを購入して美術館に入場いただけると良いのですが、入場する時間がないという方にもおすすめしたいのがこちらの作品です。
正面の広場に、ヤノべケンジ氏が制作した、ヘルメットを着け、オレンジの鮮やかなスーツを着た猫の彫刻作品、《SHIP’S CAT (Muse)》があり、目に入ってきます。
この作品には、堂島川に面する美術館が世界に発信するための象徴となり、守り神になるよう願いが込められているそう。
中之島を訪れた際には、ぜひ一度は見てください。
中之島美術館HP: https://nakka-art.jp/
※営業時間、休日、料金はホームページ参照


大阪市中央公会堂
中之島エリアをご存知の方は、「中之島」と言えば、この建物を最初に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
中之島エリアの東端にある中之島公園の隣に位置します。
ネオルネッサンス様式の美しい外観が特徴で、国の重要文化財に指定されている建物です。
1918年(大正7年)の竣工以来、1世紀近くにわたって国際的な一流アーティストによるオペラやコンサートのほか、各界著名人の講演会も数多く開催されてきましたが、現在は公会堂の雰囲気を生かした様々な利用がなされています。
歴史ある大小の集会室(ホール)や各種会議室から、レストラン、ショップまであります。
地下1階の展示室と自由見学エリアは、誰でも見学可能ですが、有料の館内ガイドツアーもあり、公会堂の歴史を知ることができます。
また、夜には建物がライトアップされ、昼と違った顔を見ることもできます。
ライトアップの時間は、季節により異なるので、詳しくは公式ホームページをご覧ください。
大阪市中央公会堂HP: https://osaka-chuokokaido.jp/


中之島公園 バラ園
中之島公園は、中之島エリアの東端にある市民に親しまれている公園です。
東側にあるバラ園は、大阪の中心地にあるとは思えない整備された美しいバラ園です。
春と秋(毎年5月と10月頃)には、大小約310品種、およそ3,700株のバラが咲きます。
高層ビルや高速道路の風景と、色とりどりのバラが見られる珍しいスポットで、中州にあるので静かで空も広くのんびりすることができます。
花を近くで見られるので、ぜひバラが咲き誇る季節に行っていただきたいスポットです。

中之島エリアには、他にも、外観がルネッサンス様式で、内部空間がバロック様式の「大阪府立中之島図書館」や「日本銀行大阪支店」、ネオロマネスク様式の旧本館の外観を生かし復元、保存した「ダイビル」など、歴史ある建築物が多く、街の景観を楽しみながら散策することができます。
おしゃれなカフェもたくさんありますよ!
私も、今度、休みの日にゆっくり中之島エリアをめぐってみたいと思います。


ナビゲーターS.M