南海本線「泉佐野駅」から車で約5分の「泉州漁港食堂 きくのや」は、多彩な海鮮料理を楽しむことのできる、国内外からの観光客で賑わう人気店です。今回は、同店の泉佐野市との縁や開業に至るまでの経緯を、代表取締役社長の菊川直紀氏に伺いました。
開業に至るまで ~泉佐野市との縁~
同店の開業は、菊川氏が貝塚市にある自動車部品メーカーで専務取締役として勤務していた頃に、趣味の釣りに出掛けた先で船が故障して漂流し、泉佐野漁港に辿り着いたことから始まります。故障した船を泉佐野漁港で修理することとなり、その間、コロナ禍にも関わらず人々が毎日行列する近隣の飲食店を目の当たりにし、強い衝撃を受けたそうです。その光景に心を奪われ、未経験から飲食業界に飛び込むことを決意。構想から2年の間、人生を懸ける思いでのめり込み、寝ても覚めても開業準備で頭がいっぱいの日々が続いたそうです。店舗の設計にもこだわり、前職の知識と経験を生かして、自ら設計を手掛けました。
店舗の土地は、所有者や漁業組合に熱心に粘り強く働きかけたことや、泉佐野市で起業したご祖父様の縁に助けられたこともあって契約に至り、念願叶って開業に至ることができました。事業に真剣に取り組む姿勢や人との縁の大切さを、開業から現在に至るまで、身に沁みて感じているとのこと。店舗オープン時には、ゆかりのある人や企業から数多くの大漁旗が届けられ、店内を色鮮やかに彩る大漁旗は、まるで漁港にいるような臨場感を演出し、来店客を楽しませています。
現在、開業前に理系の道に進んでいたご子息の真太郎氏とともに、来店客に美味しい海鮮料理を楽しんでほしいとの思いで、日々努力しています。

泉佐野市活性化への思い
「皆がチーム戦で協力し合い、地域の企業や団体とともに皆が潤う環境を作ること」を信念とし、地域の中で互いに助け合い、泉佐野市を盛り上げて人々に喜んでもらいたいと語る代表の菊川氏。泉佐野市や関連企業等と連携したインバウンドのビーガン向けメニューの開発支援プロジェクトや、近隣観光と同店の食事をセットにしたツアーの催行に携わる等、地域の活性化に積極的に取り組んでいます。
また、「信頼は裏切らない」との思いから人との繋がりや結びつきを大切にし、それは従業員との関係においても同様で、「お客様に喜んでもらうためには、接客が要である」と考え、店舗オープン時には従業員の採用面接に半年間かけ、応募者一人ひとりと真剣に向き合って話をしたとのこと。「良い経営者には良い従業員が付いてくる」との思いで、日々の丁寧なコミュニケーションを通じて、従業員と持ちつ持たれつの関係性づくりを目指しています。
今後は、店内でのマグロ解体ショーや近隣での釣り堀体験といった来店客により一層楽しんでもらうためのお店づくりに加え、地元企業等との更なる連携にも積極的に挑み、地域全体の活性化を追求していきたいとのことです。






お店のおすすめメニュー
同店の名物メニューは、テレビ番組等で取り上げられたこともある「社長が釣ってきたシリーズ」です。「旬の新鮮な魚を身近に楽しんでもらいたい」との思いから、菊川氏自らが釣りに出掛けて仕入れた地元産の魚を、定期的にお店で提供しています。
また、タチウオの造りやアカシタの天麩羅が入った特選天麩羅定食もおすすめとのこと。アカシタは、泉佐野漁港から帰港した漁師さんから直接買い付けをしているため、鮮度抜群。さらに、ネギ醤油で食べるアナゴも絶品とのことです。
店内250席の他にテラス席も150席あり、魚介類はもちろん、お肉の提供もあるため、バーベキューも楽しむことができます。また、団体客専用の個室(要予約)もあり、大勢でも利用できます。
泉佐野市を訪れる際は、ぜひ同店の海鮮料理をお楽しみください。
<泉州漁港食堂 きくのや>
【所在地】大阪府泉佐野市新浜町4-3
【電話番号】072-479-3661
【営業時間】平日:11:00~15:00(L.O. 14:30)
土・日・祝日:11:00~21:00 (L.O.20:30)
【HP】https://kikunoya2024.com/




ナビゲーター K.R

